秋華賞/予想ほか

秋華賞 2019年10月13日(京都・芝2000m内回り)

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紫苑S(中山2000)組      ローズS組(阪神1800)
1パッシングスルー      1ダノンファンタジー
2フェアリーポルカ      2ビーチサンバ
3カレンブーケドール     4シゲルピンクダイヤ

ローズS3着のウィクトーリアはレース後、左前脚の靭帯損傷が明らかとなり引退

 
台風接近に伴い馬場は稍重~重の前提で判断したい。さて、京都2000mはきわめて特異なコース形態である。そのため、ジョッキーの腕が問われる先行有利のコースである。4コーナー通過は最低でも、真ん中、8、9番目にはつけていないと勝機がない。過去10年で4コーナー通過12で勝ちきったのは怪物アーモンドアイのみ。基本的には先行、好位差しを選んでいく方がよい。

前走ではローズステークスがもっともよく絡んでいる。同じ前哨戦の紫苑ステークスはさほど馬券に絡んでこないので、3才牝馬というデリケートな時期の馬には短期間の輸送はやはりメンタル的に堪えるのではないか、というのが現状の推測だ。

中心はやはりダノンファンタジー。馬場が渋るという前提で考えれば、母父にスキャットダディがいるレンブーケドール。母父父にサドラーズウェルズが入っている、シゲルピンクダイヤダイワメジャー産駒の京都1600以上での重賞勝ちは、アドマイヤマーズが初(※デイリー杯二才ステークス)。着内はあってもいいのかも。

シェーングランツは先日の凱旋門賞勝ち馬、ヴァルトガイストと同じく母父にMonsunが入っているが前々で戦えないと厳しいのではないか。あとは2連勝で臨む、ローカナ産駒のブランノワールパッシングスルー紫苑ステークス勝ち馬として素直に評価したい。

 

◎ダノンファンタジー川田将雅
◯パッシングスルー:戸崎圭太
▲シゲルピンクダイヤ:和田竜二
☆ブランノワール:浜中、コントラチェック:ルメール

凱旋門賞:日本出走馬について

日本最強馬たるアーモンドアイは出走を回避しましたが、期待したいところです。もしかして、こういう記事ってあんまりおもしろくない?


★フィエールマン:牡4(調教師/手塚貴久、馬主/サンデーレーシング
ディープインパクト、母父Green Tune

<これまで>
ラジオNIKKEI賞で鋭い末脚を見せつけ2着に入った後、菊花賞への出走を決める。きわめてスローのレース展開となった後、直線ではエタリオウと競り合う中で鋭い末脚を見せつけ1着入線。キャリア4戦での菊花賞制覇は歴代最短。菊花賞のレース内容からフロックとの見方も一部にはあったが、年明け後の初戦AJCC(中山・2200m)ではルメール騎乗ということもあり、一番人気に支持される。レースでは、石橋jが早め先頭で押し切った好騎乗もあったため、シャケトラの2着(アタマ差)となったが、実力は示した格好となった。

迎えた天皇賞・春(京都・3200m)では、残り1400mの向こう正面から早くも動き出し先団に並びつけ、4コーナーではグローリーヴェイズとともに先頭に躍り出る。最後はまたしても二頭の競り合いとなったが、馬なりで4コーナーに進出したフィエールマンの自力が勝ったのか、天皇賞・春を制覇(クビ差)。G1タイトル2つ目を得る。

この前後で凱旋門賞出走のプランがアナウンスされ、ステップレースとして札幌記念(札幌・2000m)が選択された。ステイヤーで末脚を活かすフィエールマンにとっては、小回りで直線の短い札幌競馬場はやはり苦しく、最後に追い込んできたがブラストワンピースの3着に終わる。

<血統背景>
血統はSS系×ND系。クロスはNDの5×5のみ。母父のGreen Tuneは、ニジンスキー系である。3歳の時に仏2000ギニー(ロンシャン・芝1600m/1994年)で初G1制覇。ちなみにこのとき同じく7番人気であった。4歳時でイスパーン大賞(ロンシャン・芝1850m/1995年)を制す。マイル~2000で活躍した。種牡馬としてはあまり振るわず。

似たような組み合わせには、サラキア(ディープインパクト×母父父父ニジンスキー)など。飛び抜けた馬はおらず。牝系がいいのかもしれないけど、ぶっちゃけワッカラーン。


疲れたので、あとは血統だけ・・・キセキやブラストワンピースはもういいでしょう(浜中

★キセキ:牡5(調教師:角居勝彦、馬主:石川達絵)
石川達絵は株式会社バローズの取締役、分社化したデジマースの代表。
はええ!馬はどうなっとるんや!

ルーラーシップ、母父ディープインパクト

菊花賞(2017どろんこ馬場)までは追い込み馬だったが、香港ヴァーズに出走してからスランプに陥る。デムーロ主戦だったがポイ捨て、ルメールがいったん日経賞で拾ってポイ捨てした後に、秋からは川田将雅と1年半ぶりにコンビを組む。日経賞からかかってしまう気性のせいで敗戦していた。そのために、先行に脚質転換する。これが功を奏したのか、毎日王冠3着、秋天3着、ジャパンC2着と順調に善戦する。しかし勝ちきれない。秋古馬路線を一頭だけ皆勤したため、最後の有馬ではお釣りなしで着外。それでも、5着に残る力強さを見せた。

年明け後、もっとも向くと思われた阪神競馬場大阪杯でも、なんとなくインを通ったアルアインに負けてしまう。その後、日経賞以来の一番人気に押された、宝塚記念では4コーナーまでは良かったが、そこからリスグラシューにあっさりと交わされ2着。勝ちきれない競馬が続いている。

凱旋門賞の前哨戦、フォア賞では状態が悪かったか、風よけ先頭に立たされた展開も重なり、4頭立ての3着。なお、鞍上はスミヨンに交代となった。おれはキセキ川田のコンビが見たいんだよ!!

<血統背景>
ミスプロ系×SS系、クロスはNDの5×5。
重馬場の鬼、ルーラーシップ産駒らしく菊花賞を勝ちきった。重たい馬場は得意なのか。牝系のロンドンブリッジが優秀そうです。母父としてのディープはこれからだろうねえ。

 

★ブラストワンピース(調教師:大竹正博、馬主:シルクレーシング
ハービンジャー、母父キングカメハメハ

毎日杯を制した後、関係者や競馬予想家たちからはその競争能力を絶賛される。そのためか、なんとダービーでは2番人気まで支持されるが、池添が前壁して5着。菊花賞はスローなレース展開と大外ぶんまわし池添に恵まれず4着。シルク代表はご立腹で、有馬では乗り替わりの予定だったが、池添がブラストを溺愛していた(※菊花賞の1週前、秋華賞にサラキアで騎乗予定であったにも関わらず、サラキアには一切触れずにブラストワンピースの写真をインスタに8枚ほど上げるほどの入れ込みっぷり)ため、もう1戦だけチャンスを与えられる。「来年からは負けるなよ」が思い出される、あれとは違うか・・・。

中団待機で早めに進出すると、先輩ダービー馬レイデオロを交わして見事に初G1タイトルを得る。やったな池添。年が明けて、大阪杯でまず大外ぶんまわしで敗戦。目黒記念はトップハンデもあり惨敗。これにはシルクも我慢ならず、川田将雅への乗り替わりとなった。

川田将雅に乗り代わった後の札幌記念では菊花賞馬フィエールマンを退け見事に制覇。口取り式では、一般人みたいに池添が会いに行った(※札幌記念ではナイトオブナイツに騎乗している・・・わきまえろよなあ)。ヤンデレ化したコネ添の今後とは。

<血統背景>
デインヒル系×ミスプロ
クロスは3つ、下記
Northern Dancer 9.38% 5 x 5 x 5
トライマイベストEl Gran Senor 9.38% 5 x 4
His Majesty、Graustark 6.25% 5 x 5

よくわかんねえな?

同じ組み合わせにモズカッチャン(17’エリ女)など。ブラストワンピースじたいはすごいズブいので、スタートは遅い。札幌記念では川田がガシガシ追ってようやく中団に。デインヒルの後継、ハービンジャーは欧州血統ではあるが、あまり主流ではない。主流はもっぱらサドラーズウェルズガリレオ、あとシーザスターズ

洋芝の札幌記念を制したことで馬場は合いそうではあるが、そもそも高低差10mのロンシャンに合うかと言われた微妙だなあという気分しかない。いちばんは下り坂から早め進出でしょうね。

エネイブルに勝てる見込みはほとんどない・・・ような気がする。可能性として順番に並べるなら、フィエールマン>>>キセキ=ブラストワンピースでしょうね。

凱旋門賞は10月6日23時5分出走予定です。
次回の記事では、毎日王冠京都大賞典を予想する予定です。

イアキングリー+ニコニコ競馬部

はてなブログのほうが見やすいかな、とかあと実験も兼ねて。

 

10月秋競馬(毎日王冠あたり)ぐらいに、ブロマガからこっちに移設予定。ブロマガの過去記事は消さずにエクスポートして、はてなに持ってこれたらいいかなと。

 

前は面倒だったから移設しなかったけど、まあ多分こんかいはやる。1~2ヶ月かけて、ニコニコ競馬部の民をこっちに誘導するぞい。