凱旋門賞:日本出走馬について

日本最強馬たるアーモンドアイは出走を回避しましたが、期待したいところです。もしかして、こういう記事ってあんまりおもしろくない?


★フィエールマン:牡4(調教師/手塚貴久、馬主/サンデーレーシング
ディープインパクト、母父Green Tune

<これまで>
ラジオNIKKEI賞で鋭い末脚を見せつけ2着に入った後、菊花賞への出走を決める。きわめてスローのレース展開となった後、直線ではエタリオウと競り合う中で鋭い末脚を見せつけ1着入線。キャリア4戦での菊花賞制覇は歴代最短。菊花賞のレース内容からフロックとの見方も一部にはあったが、年明け後の初戦AJCC(中山・2200m)ではルメール騎乗ということもあり、一番人気に支持される。レースでは、石橋jが早め先頭で押し切った好騎乗もあったため、シャケトラの2着(アタマ差)となったが、実力は示した格好となった。

迎えた天皇賞・春(京都・3200m)では、残り1400mの向こう正面から早くも動き出し先団に並びつけ、4コーナーではグローリーヴェイズとともに先頭に躍り出る。最後はまたしても二頭の競り合いとなったが、馬なりで4コーナーに進出したフィエールマンの自力が勝ったのか、天皇賞・春を制覇(クビ差)。G1タイトル2つ目を得る。

この前後で凱旋門賞出走のプランがアナウンスされ、ステップレースとして札幌記念(札幌・2000m)が選択された。ステイヤーで末脚を活かすフィエールマンにとっては、小回りで直線の短い札幌競馬場はやはり苦しく、最後に追い込んできたがブラストワンピースの3着に終わる。

<血統背景>
血統はSS系×ND系。クロスはNDの5×5のみ。母父のGreen Tuneは、ニジンスキー系である。3歳の時に仏2000ギニー(ロンシャン・芝1600m/1994年)で初G1制覇。ちなみにこのとき同じく7番人気であった。4歳時でイスパーン大賞(ロンシャン・芝1850m/1995年)を制す。マイル~2000で活躍した。種牡馬としてはあまり振るわず。

似たような組み合わせには、サラキア(ディープインパクト×母父父父ニジンスキー)など。飛び抜けた馬はおらず。牝系がいいのかもしれないけど、ぶっちゃけワッカラーン。


疲れたので、あとは血統だけ・・・キセキやブラストワンピースはもういいでしょう(浜中

★キセキ:牡5(調教師:角居勝彦、馬主:石川達絵)
石川達絵は株式会社バローズの取締役、分社化したデジマースの代表。
はええ!馬はどうなっとるんや!

ルーラーシップ、母父ディープインパクト

菊花賞(2017どろんこ馬場)までは追い込み馬だったが、香港ヴァーズに出走してからスランプに陥る。デムーロ主戦だったがポイ捨て、ルメールがいったん日経賞で拾ってポイ捨てした後に、秋からは川田将雅と1年半ぶりにコンビを組む。日経賞からかかってしまう気性のせいで敗戦していた。そのために、先行に脚質転換する。これが功を奏したのか、毎日王冠3着、秋天3着、ジャパンC2着と順調に善戦する。しかし勝ちきれない。秋古馬路線を一頭だけ皆勤したため、最後の有馬ではお釣りなしで着外。それでも、5着に残る力強さを見せた。

年明け後、もっとも向くと思われた阪神競馬場大阪杯でも、なんとなくインを通ったアルアインに負けてしまう。その後、日経賞以来の一番人気に押された、宝塚記念では4コーナーまでは良かったが、そこからリスグラシューにあっさりと交わされ2着。勝ちきれない競馬が続いている。

凱旋門賞の前哨戦、フォア賞では状態が悪かったか、風よけ先頭に立たされた展開も重なり、4頭立ての3着。なお、鞍上はスミヨンに交代となった。おれはキセキ川田のコンビが見たいんだよ!!

<血統背景>
ミスプロ系×SS系、クロスはNDの5×5。
重馬場の鬼、ルーラーシップ産駒らしく菊花賞を勝ちきった。重たい馬場は得意なのか。牝系のロンドンブリッジが優秀そうです。母父としてのディープはこれからだろうねえ。

 

★ブラストワンピース(調教師:大竹正博、馬主:シルクレーシング
ハービンジャー、母父キングカメハメハ

毎日杯を制した後、関係者や競馬予想家たちからはその競争能力を絶賛される。そのためか、なんとダービーでは2番人気まで支持されるが、池添が前壁して5着。菊花賞はスローなレース展開と大外ぶんまわし池添に恵まれず4着。シルク代表はご立腹で、有馬では乗り替わりの予定だったが、池添がブラストを溺愛していた(※菊花賞の1週前、秋華賞にサラキアで騎乗予定であったにも関わらず、サラキアには一切触れずにブラストワンピースの写真をインスタに8枚ほど上げるほどの入れ込みっぷり)ため、もう1戦だけチャンスを与えられる。「来年からは負けるなよ」が思い出される、あれとは違うか・・・。

中団待機で早めに進出すると、先輩ダービー馬レイデオロを交わして見事に初G1タイトルを得る。やったな池添。年が明けて、大阪杯でまず大外ぶんまわしで敗戦。目黒記念はトップハンデもあり惨敗。これにはシルクも我慢ならず、川田将雅への乗り替わりとなった。

川田将雅に乗り代わった後の札幌記念では菊花賞馬フィエールマンを退け見事に制覇。口取り式では、一般人みたいに池添が会いに行った(※札幌記念ではナイトオブナイツに騎乗している・・・わきまえろよなあ)。ヤンデレ化したコネ添の今後とは。

<血統背景>
デインヒル系×ミスプロ
クロスは3つ、下記
Northern Dancer 9.38% 5 x 5 x 5
トライマイベストEl Gran Senor 9.38% 5 x 4
His Majesty、Graustark 6.25% 5 x 5

よくわかんねえな?

同じ組み合わせにモズカッチャン(17’エリ女)など。ブラストワンピースじたいはすごいズブいので、スタートは遅い。札幌記念では川田がガシガシ追ってようやく中団に。デインヒルの後継、ハービンジャーは欧州血統ではあるが、あまり主流ではない。主流はもっぱらサドラーズウェルズガリレオ、あとシーザスターズ

洋芝の札幌記念を制したことで馬場は合いそうではあるが、そもそも高低差10mのロンシャンに合うかと言われた微妙だなあという気分しかない。いちばんは下り坂から早め進出でしょうね。

エネイブルに勝てる見込みはほとんどない・・・ような気がする。可能性として順番に並べるなら、フィエールマン>>>キセキ=ブラストワンピースでしょうね。

凱旋門賞は10月6日23時5分出走予定です。
次回の記事では、毎日王冠京都大賞典を予想する予定です。